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絶対表のメディアでは解らないネタを、ググっと解説!

総務省「AM停波」で見えて来た生き残るラジオ局。首都圏は文化放送とニッポン放送の合併が焦点に。

楽天とSソフトバンクわがまま犠牲者第一号

今年の2月から、東北・北陸・中国・九州地区のAMラジオ局が、相次いで「停波」に追い込まれている。その火ぶたを切ったのが、今年2月1日に来年8月まで停波と発表したIBC岩手放送ラジオ。TVはテレ朝傘下で東日本大震災の際、切り替わりの遅いテレ朝に対して、

  ~サッサと斬り変えろよ、テレビ朝日(怒)!~

とアナが怒号を挙げた局として知られるが、ラジオ電波の支配率では宮城・東北放送ラジオ(TBC)に爆負け状態だった。

だが、九州最大のRKB毎日報道(福岡)が停波に追い込まれた衝撃は凄かったらしい。特に深夜業従事者から「俺たちを殺すつもりか!」と怒号が挙がっている。九州では、RKB以外にも、九州朝日・長崎放送熊本放送南日本放送ラジオ(MBC)など大所が相次いで停波しており、災害時にテレビ局がコケタ時ののバックアップが無くなると不安がる住民も少なくない。

そして最大の注目は、この7月から停波するよていの名古屋・東海放送ラジオ。フジ・メディアホールディングスの東海地区の中心的企業である同社が、ラジオ事業からの事実上の撤退という「AM停波」を選択した事で、関係者から、

~フジがいよいよスクランブル放送に乗り出すらしい~

~フジが文化放送(JOQR)を乗っ取って、名古屋に追い出すらしい~

など流言飛語が飛び交った。TBS系の中部日本放送CBC)ラジオと共に盤石な基盤を固めていると見られていた東海放送ラジオだったが、ギョーカイ人にとって「まさか」の停波発表だったという。総務省は、AM局停波の理由として、

~AMラジオ事業者の負担を減らすため~

と発表しているが、ある移動体通信事業で20年近く業態の推移を見守って来たZ氏は、こう証言する。

~全くの大ウソですね。要するに、楽天モバイルソフトバンクが、いわゆるプラチナバンドの獲得競争で、NTTとKDDIに水をあけられたんで「どうにかしてくれ」と安部元首相(故人)に泣き付いたんです。その結果、安倍元首相が、当時の総務大臣に指示して、一定数のAM局を停止に追い込めと指図したんです。

特に九州のRKB毎日と九州朝日両局が同時に停波に追い込まれましたが、両局ともに安倍政権に批判的な放送を繰り返したので「目の敵」にされて潰された。後は、総務省がテキトーに選んだだけの結果です~

まさか特定企業の「我田引水」だけで、地域の貴重な文化であるラジオ放送が破壊されるとは。真実を知らされない国民は、真実を知らされた時、時すでにお寿司ってワケ。

 

既に決まっているAMラジオ局統廃合案

さてZ氏による「AMラジオ局統廃合案」について、内部情報をリークしても得あう訳だが、あくまで4月終了時点での話である。今後総選挙が行われ、政権交代が起きればこうした話は消し飛ぶので、その点はご容赦を・・・。では、Z氏のお話を、

北海道と四国・九州は、NHKと地域民放が共同出資の「共同放送会社」へ移行されます。何故NHKが、昼ワイドで全国ネットの長時間生番組を始めたかが、ここで答え合わせが出来ます。

要するに、民放を維持出来なくなった地域にNHKが介入し「地域共同放送会社」を設立して事実上の放送の国営化を行うんです。安倍元首相の意向は、この点ににあったと言えます。つまり、メディア支配の強化です。

では、東北方面から、順番に解説しましょう。まず東北ですが、こちらはTBC(東北放送)一局で東北6県独占が事実上決定してます。これによりIBC(岩手放送)ABS(青森放送)YAB(山形放送)RFC(ラジオ福島)が、事実上廃局となります。

首都圏は後でお話するとして、東海エリアは、東がSBS(静岡放送)ラジオ、西側はCBC中部日本放送)ラジオとなり、廃局となる岐阜放送・三重放送ラジオのエリアを引き取って、放送を継続する見込みです。

当初は、SBSとCBCが合併し、東海放送ラジオが岐阜放送・三重放送の面倒を見るって話でしたが、SBSは、親会社が静岡新聞CBCはご存じ中日新聞で、はるか昔から犬猿の仲。合併などご法度。一時はナベツネこと読売新聞社の渡辺主筆が仲介に乗り出したそうですが、結局はご破算。

加えて、東海放送ラジオ自体が「セクハラ疑惑」「放送倫理法違反行為」を繰り返してきたことが明らかになりフジ・メディアホールディングスから追放処分を受けるとの情報が流れ、東海放送ラジオの存続が厳しい事が分かり、東海放送ラジオがとうとう開始く大手AM局「御取り潰し」第一号となった経緯です。

関西は、大きく分けて「朝日系」「フジ系」「TBS系」の3つに分かれて、統合される見込みです。

まず「朝日系」ですが、日本でも「国内朝日系ラジオの総本山」と言われる大阪朝日放送(ABC)が主導権を握ります。従来からも関係の深かったKBS京都放送・滋賀放送を傘下に収めることが決まっています。

こちらは東海地区とは異なり、親会社の朝日新聞(ABC)と京都新聞(KBS)が、古くから友好的な関係を築いており、「有事際の統合」についても常々話合ってこられたそうで、その「まさかの時の対応」のマニュアル通り、合併を進めていくそうです。

「フジ系」は、大阪のラジオ大阪(OBC)を中心に、和歌山放送(WBS)と奈良放送ラジオの2局エリアを引き継ぐそうです。

本当はKBSや、この後お話するラジオ関西(AM558)を狙ってたそうですが、KBSは古くからABCと繋がりが大きく、AM558は昔からリベラル志向が強かったため、政権側に軸足を置く「フジ系」ではなく、反政権寄り「TBS系」の大阪毎日放送MBS)との合併に踏み切ると見られています。

ただ、和歌山放送(WBS)は、南海・東南海地震に際しての「重要拠点放送局」の位置付けを受けており、国から放送事業継続の補助金を受ける見通しなので、ただでも財政的にひっ迫してるフジ・メディアホールディングスにとっては「打ち出の小づち」を得たのも同然でしょう。

そして「TBS系」は、大阪毎日放送MBS)と「リベラル繋がり」で、ラジオ関西(AM558)と合併する方針だと言われています。

さて、非常に広範囲で、統合に様々な思惑があったと言われた中国地方ですが、広島の中国放送(RCC)ラジオを存続局として、最後の詰めが行われています。当初はRCCへの対抗心の絡みからRSK山陽放送(岡山)も存続局として、

岡山・鳥取・香川=RSK山陽放送

広島・山口・島根=RCC中国放送

という方針で固まろうとしてましたが、いわゆる四国4県とNHKの「地域共同放送会社」案で、RSK山陽放送の思惑は吹っ飛び、さらに鳥取山陰放送(BSS)ラジオから「合併するなら中国放送(RCC)」がいいという意向で、RSKの計画はとん挫し、結局中国放送(RCC)に統一されることとなった模様です。

ところで、今後どうするか決められない地域もあります。それが信越北陸と沖縄。

特に北陸は、能登半島地震の絡みで、夏から停波する予定だった北陸放送MRO)について石川県から「停波を先送りして欲しい」と待ったが掛かり、さらに新潟・長野・富山・石川・福井のエリアを引き継ぐ予定であった信越放送(SBC)から

    ~引継ぎエリアを縮小して欲しい~

との申し出もあり、場合によっては「新潟・長野エリア」と「北陸3県エリア」に分かれる可能性もあります。しかし北陸3県の局(富山・北陸・福井)はマジで金が無い。BS新潟・信越は共に、日本最大のラジオ難視聴地域を抱えており、放送技術の難易度が計り知れないほど高い。場合によっては、NHKとの「地域共同放送会社」へ移行する可能性もあります。

沖縄の場合、狭いエリアにも関わらず、AM局が2局ある。しかも、沖縄の過去を引きずるが如く「与党系」「反与党系」と解れ、互いの局同士をけん制してる県民も多い。いわゆる政治的対立が、メディアの現場に持ち込まれてしまっており、さらに米軍放送(AFN)は対象外とされたことから、これに反発する県民も多い。場合によっては九州全土の様に、NHKと九州本土の「地域共同放送会社」に加わる可能性もありますが地域FMの開局も活発な沖縄が、日本で一番AMのプラチナバンドが空くかの性は秘めてますね~

 

文化放送(QR)とニッポン放送(LF)との合併の行方

「話は後回しに」と語ったZ氏だが、うわさが広がっている文化放送(JOQR)とニッポン放送(JOLF)の合併の行方について、Z氏は何を語るのだろうか。

~いろいろ両者の思惑で、公表するには時間が掛かると言われてきましたが、総務省楽天ソフトバンクにプラチナバンドを提供すると啖呵を切った立場上、QRとLFの合併承認は急がねばなりません。

しかしそうは簡単に「イカの金玉」らしいんです。公取委公正取引委員会)が、両社の合併に待ったを掛けています。理由は簡単。QRとLF合併で、首都圏エリアの経済的支配率が、TBSを抜き、しかも市場シェア率60%を超える為、容易に認める訳には行かないというのです。

焦れてる楽天ソフトバンクにとって、蹴り倒してやりたい気でしょうが、さすがにこのことが世間にバレてはまずい。なんか裏があるんじゃないかって、文春砲でもかまされたら、楽天ソフトバンク共に終わりですからね。

まずい話は続くもので、衆院逓信委員会に出されたフジ・メディアホールディングスのQR・LF合併案については、存続会社がLFと明記されており、この事を楽天ソフトバンク関係者も、事前に情報を知っていた。このネタを委員会で問い詰めた野党系議員の質問内容が、事も有ろうに議事録から削除されている。間違いなく、このネタは繋がっているって事ですね。

今後の行方ですが、意地でも楽天ソフトバンクの請託を叶えないといけない総務省側としては、全国のAM合併推進のため、手始めにQR・LFの合併を音頭と取って進めるかもしれません。しかし場合によっては、命取りになる可能性も秘めています。私が今回ゲロッたネタは、恐らくGW明けの週刊誌等で、別の歓迎者が、あっちこっちでゲロってるんで、「アベノウラガネ」をも超える自民党政権最大のスキャンダルになる可能性も秘めてますし、場合によっては孫正義三木谷浩史両氏の逮捕にまでつながるかもしれません。あっ、言っておきますが、僕は上役から「こうしろ」って言われてやったまでの事なんンで、捕まえてもこれ以上の事はお話出来ませんよ(笑)~