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CX(フジテレビ)が、今真剣に検討している「地上波放送からの撤退」

前回、フジメディアホールディングによる文化放送乗っ取り騒動について記述したが、じつはそれ以上にギョーカイをさらに震撼させているヒソヒソ話がある。

 

CX(フジテレビ)が、2030年を目途に「地上波放送からの完全撤退」を、真剣に検討しているというのだ。きっかけは、いわゆる「ジャニーズスキャンダル」で、CXのCM(広告収入)が、前年比▲30%と言うのだ。

 

現役女子アナとジャニーズ・未成年タレントとの飲酒朝帰り騒動まで引き起こすほど、CXとジャニーズの関係は深いものがあった。それだけに、一連の「ジャニーズスキャンダル」を巡り『CXも一枚かんでるんじゃないか?』と目を向けられ、スポンサーが潮が引くが如く消えて行ったという。

 

加えて、看板番組のMCを務めていたダウンタウン松本人志のいわゆる「文春砲事件」で、CX営業サイドは「ハチの巣をつついたが如く」となっており、26年度以降のCMオファー交渉は「値下げが解約の嵐」と漏れ聞こえてくる。

 

そんなフジの中に有って、FOD(フジ・オン・デマンド)などの有料ペイ放送事業は絶好調だそうだ。「鬼滅の刃」「ゴールデンカムイ」などキラーコンテンツを数多く数え、事業収益は地上波放送の数倍。

 

CX社内からは「コストばっかり掛かる地上波放送なんか辞めて、CSやネット事業に特化した放送局に衣替えしたら?」という声も漏れ聞こえてくる。

 

では、本当にCXは地上波から正式撤退を検討してるのだろうか?文化放送のてた提供でも協力して貰ったギョーカイ関係者によると、

~CX社内に「地上波撤退」と言う声があるのは事実です。でも、出来ないでしょう。なんせ地方系列・提携局へのニュース配信(FNN/フジ・ニュースネットワーク)と言う重要な役割があるんで。他局もそう言った大人の事情(例:NNN=AX、ANN=EX)があるので、地上波から撤退できない。他局だって、ホンネを言えば「儲からない地上波からは、今すぐ撤退したいてところでしょう」。

 

でも「地上波放送維持」によって、政府から毎年数十億円の補助金を貰っている(この話は後日お楽しみに!)立場上「即地上波撤退」という訳には行かないんです。AX(日テレ)もジブリを子会社化して、「金ロー」でジブリ作品を垂流しし始めた(ちなみにこの22日の金ローは「魔女の宅急便」)ことで、何とか政府に「地上波維持」の姿勢を示さねばならない。でも、CXはAXほど懐の深いコンテンツは持っていない。もう白旗を挙げる寸前なんです。

 

そういう訳でCX関係者が、数年前から永田町の政府関係者や霞が関の放送事業管掌の役人に一卓数万円もする食事を振舞って、地上波放送からの撤退を、容易に出来る放送法の改正を働きかけているんです。

 

最初は「タカリ」が目的の政府関係者でしたが、次第にCXの懐事情を知って政府広報の出稿料を増額したり、放送法改正に向けたたたき台を、衆議院の放送委員会に提出するなどした。

 

だからCXは「政府寄り」の報道しかしないんですよ。いわゆる「アベノウラガネ」に関しても「知らぬ存ぜぬ」の自民党側の主張ばかり報道。でも、もし手のひら返るような報道すれば、一発で潰されますからね。

 

まあフジの台所事情を知れば、フジの地上波撤退を認めざるを得ない状況だってわかりますよね。見通しとしては、次の総選挙で自公政権が引き続き過半数取った後の通常国会みたいですよ。

 

一方日テレ(AX)は去年ジブリを買った訳ですが、関係者曰く「AXがジブリを買ったんじゃなく、ジブリがAXを救済買収したのが本当のところ」って言われてますよ。その証拠に、ジブリ買収後、AXニュース報道が一斉に「反自民」へ変わったのです。

 

その理由とは「自公政権」が大嫌いな宮崎駿氏がジブリに居る事。AXのジブリ買収交渉の際、プロデューサーの鈴木敏夫氏が「ウチに宮崎が居る事を忘れないで、放送をしてください。」と言ったそうです。

 

実は、宮崎氏は「風立ちぬ」で、一時アニメ界を引退したのですが、その時アメリカのディズニーピクサー社が、宮崎氏と長男の吾郎氏を引き抜きにかかった。その当時二人に提示された契約額、何百億ドル(当時のレートで約550億円)。「円」じゃないですよ。今のレートじゃ、ショーヘイ・オータニも真っ青です。

 

宮崎氏は、AXが自分の意向にそぐわない報道をするなら、何時でもジブリを辞めて、ディズニーピクサーへ移籍するという意向を、鈴木プロデューサーを通じてAXに伝えてるそうです。それだけに、AXも難しい立場に陥ってるそうです。

 

CXに話を戻しますが、いまフジメディアホールディングスは、本業の放送・映像配信事業より、不動産事業(サンケイビルサービス)で利益を稼いでるそうです。昨年の決算を見る限り、利益を叩き出してる事業は不動産と有料配信事業のみ。「CXは不動産の片手間にテレビやってる」と揶揄するギョーカイ関係者もいますが、正しくCXはもう「死んでいる(ひでふぅ)」って感じですかね。

 

問題は、CXが地上波撤退を表明した時に、後に続く事業者が出ないか政府は警戒している。在京キー局はCXのみでしょうが、CX系列の地方局は、一斉に「店じまい」でしょうし、下手したら大阪や名古屋のキー局辺りからも「一抜けた」って白旗を挙げる事業者が出るかの性はあります。政府がNHKばかり保護し続けたツケがやってきそうですね~

 

CX閉局のどさくさに紛れて、

NHKの分割民営化も「やればぁ~」(byクレヨンしんちゃん)。