スポーツ・芸能・ウラ社会情報局

絶対表のメディアでは解らないネタを、ググっと解説!

「芸能事務所二代目は必ず揉める」長良グループ・サンミュージックの行方とは?

やっぱりね

長年演歌歌手の後ろ盾として、その芸能活動を支えて来た事務所が揺れている。東京六本木に半世紀近く居を構える「長良グループ(社長:神林義弘氏)」だ。

というのも「長良じゅん初代社長の秘蔵っ子」と呼ばれ「長良グループの絶対的エース的存在」だった「氷川きよし」(47)が、この4月27日、正式に「長良グループ」を退社し早ければ8月にも、西麻布に個人事務所を立ち上げる見通しと、各メディアが一斉に報じたからである。

創業者の長良じゅん氏が、3億ともいわれる氷川の新居をポケットマネーで建てたという話は、ゲーノー界であまりにも有名な話であるほど「長良グループ」と氷川の親密さは、親子同然と例える芸能関係者も少なくない。

その氷川が2022(令和3)年「自分自身、の今後の芸能活動を見つめ直したい」と休業に入って一年超。しかもその間に、事実上自分がLGBTQであることを「カミングアウト」して騒動に発展。事務所退所まで「長良グループ」の所属タレントとして、花道を飾る最終公演すら行わず、生まれ育った「長良グループ」を後にする。

しかしだ・・・。こうも芸能事務所の「二代目」は良く揉めるものだ。「長良グループ」の神林義弘氏しかり「サンミュージック」の相澤正久氏もトラブルメーカー中のトラブルメーカーだ。「やっぱり長良さんとこも揉めたか?」というヒソヒソ話が、ギョーカイ中に広まっている。だが、何故こうも「芸能事務所の二代目」はこうも良く揉めるのだろうか?。

 

自分の色を出そうと欲を出す二代目

芸能記者歴40年の大ベテラン元大手出版社・芸能雑誌のデスクを務めたT氏に、その真相を伺ってみた。

~長良(じゅん氏)にしろサンミュージック創業者の相澤秀禎氏にしろ、叩き上げで一代で帝国を築き上げた人です。その後を受けてやる「二代目」は、相当やり辛い。そこで、こうした「二代目」がやっちゃうのが「自分の色を出そうと欲を出してしまう事」そこに尽きると言えます。

長良じゅん氏の急逝を受け、急遽帝国の指揮を任された神林義弘氏ですが、3~4年後「長良グループ」に所属するベテラン歌手から、

『社長が冷たい。一体何を考えてるのか解らない行動が多い。』

不満の声が挙がり始めます。氷川も関係者に昔は社長(長良じゅん氏)らと共に、六本木で良く飲み明かしたけど、新社長になってからは、殆ど話した機会はない。」と不満を漏らすような発言が相次いでた気がします。

神林義弘現社長にとって「氷川きよし」とは、功労者であっても峠を過ぎた芸能人。これからは、自分が選んだ新しい路線で勝負すると言ったようなベテランをゾンザイにする言動が、長良グループの中で見られる様になったと聞いてます。

氷川のLGBTQ宣言には、神林義弘氏が激怒したそうで、「オヤジ(長良じゅん氏)が知ってたら、アイツ(氷川きよし)にこんなに肩入れして無かったろうに。家(氷川きよしの自宅)の抵当権は外してはならぬ。」と語気を強めたそうです。そうした互いの隙間風が、氷川の独立へと繋がったんでしょう。

一部報道で、氷川は3億払って抵当権を解除させたと伝えてますが、今日現在「長良グループ」が「氷川きよし」の自宅に掛けた抵当権は外れていません。神林義弘氏は当然利子や痂疲に対する担保を要求するんじゃないでしょうか。27日のメディアの報道を見る限り「長良グループ」との交渉は弁護士に任せ、自分は音楽活動やカミングアウトに注力したいような気がします。残念ながら、氷川を奏し向かた事を、神林義弘氏が何時気付くのでしょうか?。

一方「二代目」が大コケして、慌てて創業者の相澤秀禎氏が現場へ帰って来た「サンミュージックは、もっと事態が深刻です。元々が相澤秀禎商店だったもんで、指揮命令系統がメチャクチャ。いまでいうところの「学級崩壊」って感じですか。正久氏に社長のイスを譲っても、秀禎氏が「何でオレが積んぼ桟敷にされるのか?」って怒ってる点からも、まるで社長が二人いる状況。

しかもボンボン育ちの正久氏は経営者として失格・とにかく優柔不断。サンミュージック」は元々「アイドル屋さん」なのだから「アイドル屋さん」に徹しておけばいいところ、ミュージカルだのグッズ販売だの「失敗が目に見えてる」事ばかりに突っ込んでは親子喧嘩をしている。こんな事務所、もう潰れていてもおかしくありません。

下手に潰れないのがゲーノー界の悩み

ではT氏は「長良グループ」「サンミュージック」の今後をどう見ておられるのだろうか?。経営破綻の可能性はあるのか??。

~ズバリ、この手の芸能事務所は下手に潰れません。そう簡単には、潰れません。両方の事務所には、毎月黙っていても過去の印税が、数千万単位で入ってきます。ジャニーズ事務所だって、下手すりゃ今でも毎月億単位で入ってると思いますよ。

「アイドル屋さん」に戻って、本業回帰で戦おうとしてる「サンミュージック」は、相澤親子が経営から手を引けば、まだ正常化する道もあるでしょうが、「長良グループ」の場合、現社長の神林義弘氏と、打ち出の小槌であるベテラン所属歌手との間に、氷川の様な亀裂が幾つも走ってるような気がします。長良の場合、現社長の神林義弘氏以外に親族で役員になってる人はおらず、まして創業者の長良じゅん氏は他界してる。今後の展開次第では「長良グループの店じまい」なんてこともあるでしょうか?。

でも繰返しで恐縮ですが、この二つの事務所・・・容易に潰れる事はありませんよ~

一方、以前の若山燿人問題でも解説して貰った、ウラ社会とゲーノー界との関係に詳しい社会ライターのL氏、こうも語る。

~「潰したいけど潰せない」・・・それが今の日本のゲーノー事務所って感じです。日本に巣食う「がん細胞」のようなもんです。利益の多くが、ゲーノー人とは全く関係のない政界や財界・ウラ社会(特に暴力団)に流れ、放送局(NHKも含む)の魑魅魍魎に「濡れ手で粟」状態です。今海外で活躍する日本出身のゲーノー人は、その殆どが日本の事務所にケツを持って貰ってません。海外のエージェントといわゆる「業務提携」を結んでいます。

今回問題になった「長良グループ」「サンミュージック」・・・そして去年大いに盛り上げてくれた「ジャニーズ事務所」・・・海外ゲーノー事務所の倫理基準に照らせば、即おとり潰しです。でも結局生きてる・・・要するに日本の国の在り方すべてが変わらないと、日本のゲーノー界・ゲーノー事務所は変りませんね~